2016年11月29日、IABC JAPAN情報交換サロンを開催しました。

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今回のテーマは「コンテンツマーケティング」。今月もIABC のウェブマガジンから3本の関連記事の和訳をご紹介した後に、株式会社プラップジャパン デジタルプラットフォーム事業部 次長の福島伯幟繞様に、「成功事例からひも解くコンテンツマーケティング」と題して、これまでのご経験を交えてお話しいただきました。

まずは「コンテンツマーケティング」の定義を確認することから。「コンテンツで引き寄せ、関係性を維持し、最終的には利益に結びつく行動を促すこと」と整理して頂きました。

現在の手法は、2001年頃にアメリカで話題になったWEBマーケティングコミュニケーションですが、そのマーケティング手法は、100年以上前から顧客の関心を得るために実践されているものでもあります。
それがなぜ今また、注目を集めているのでしょうか。それには、生活者のメディア接触の変化、メディア環境の変化が挙げられます。メディアをPaid Media(広告)、Earned Media(マスメディア・ソーシャルメディア)、Owned Media(自社メディア)と大別した際、一時期、Owned Mediaの重要性が高まり、自社メディアに誘引するために企業はこぞってSEO対策を実施しました。しかしながら、検索エンジン各社が検索アルゴリズムを変更したために、小手先とも言えるSEO対策は通用しなくなり、コンテンツこそが重要であるという、基本とも、王道とも言える路線に回帰してきたのです。

以上のような要因を踏まえた上で、福島様が3年がかりで取り組まれた事例を丁寧にご説明頂きました。ポイントとしては、ターゲットに求められているコンテンツを活用・提供して、ターゲット(顧客)を育てていることだとお話いただきました。ウェブサイトコンテンツですと、訪問者が使いやすい、便利だと感じ、何度も訪問したくなるようなコンテンツを提供し、そこでエンゲージメントを向上させ、如いては企業価値の向上に結びつけることになるとお教えいただきました。