2017 IABC World Conference報告会を実施しました
2017年のIABCワールドカンファレンス(IABC World Conference)が6月11日~14日の日程で米国ワシントンDCで開催され、日本からはIABC Japanメンバー2名が参加しました。その2名による報告会を6月30日に実施しました。多くの方々のご出席、ありがとうございました。
本年のテーマは「”Lead Communication – Make Real Impact” ~グローバルビジネス:コミュニケーションをリードして、真のインパクトを与えるには~」でした。基調講演やブレイクアウトセッションのほか、ワールドカフェ、ワークショック、デザインシンキングなど、さまざまな手法・形式にて「コミュニケーション」について、コミュニケーションを通じた「インパクト」について、濃密に情報交換を行った四日間だったようです。
基調講演に登壇したIBMのMarketing and CommunicationsシニアVPのジョン・イワタ氏は、AI時代のコミュニケーションと題して「我々は皆、コグニティブ・コミュニケーターになる」「不確実な時代だからこそ信頼を構築する手助けをするのがコミュニケーターの仕事だ」と語りました。また、ワールドカフェ方式の全体セッションでは、「コミュニケーションにおける倫理」と題して、意見交換が行われました。フェイク・ニュース、もうひとつの事実、ポスト真実の問題に直面する現在、コミュニケーションに従事する者にとってその職業の指針となる価値、倫理や真実、透明性、その役割が今ほど問われるのはかつてなかったことです。今回の世界大会の裏テーマとも言えるセッションであり、IABCのCode of Ethicsを改めて確認する機会ともなりました。
来年のワールドカンファレンスは、カナダのモントリオールにて、6月3日~6日に開催されます。また来月、8月23日~25日には、アジアリージョナルカンファレンスの開催が決定しております。ぜひ皆様ご参加をご検討ください。