IABCワールドカンファレンス2011 San Diego 参加記(2)IABCジャパンチャプタープレジデント 雨宮和弘
IABCのカンファレンスは日曜日の正午からスタートするというユニークなものです。
会場はサンディエゴ湾の美しいウォーターフロントに佇むマンチェスター・グランドハイアット。
今まではわりと市街の中心に位置する会場が多かったので、ヨットハーバーを目の前にとても景色の良い会場です。午前中は曇りがちでしたがお昼過ぎからカラッと晴れ、潮風が心地よく、半日くらいマリーナでゆっくりしたい気分になります。
受付にはまだ人はまばらですが、知った顔を見つけると声をかけてくれるのがありがたいです。
ここで参加証をもらうのですが、下にぶら下げるステッカーももらえます。左は昨年のもの(単にメンバー)ですが、今年は「チャプター代表」、「プレゼン発表者」、そして「来年も参加するぞ!」というものもいただきました。こういった自己紹介や会話に弾みとなる仕掛けもさすがです。
さて、初日のセッションは「新しい視点」と「違う視点を共有するワークショップ」から始まります。
私が選んだものはCarol Kinsey Goman, Ph.D.の「The silent language of leaders」というもの。
リーダーが示すボディラングエージがどれほど影響力を持っているか、という内容です。
実は昨年、キャロルさんからこのタイトルの本を出版するに当たり、各国のメンバーから、その国のビジネスマナーやしきたりなどのインタビューを受けたのです。例えば名刺を渡すときや受け取るときの所作の意味、ミーティングテーブルの座る位置、もしくは座る姿勢、表情の意味などです。
すでに自分の貢献した章については原稿を読ませていただいていたので、カンファレンスであったらサインして献本するわ、といわれていたのでとても楽しみでした。
IABCでは彼女のようにグローバルな視点でコミュニケーションを研究、まとめている方が少なくなく、会員専用のサイトからメンバー名簿を参照して本当に気軽に声をかけてくるのです。
以前のエントリーでも書きましたが、震災に際しては何本もインタビューを受けました。
以下はIABCの会報誌ですが、夏に発行されるものの発行前のアドバンスコピーをいただきました。これにも、なんと写真入で掲載されています。(シリアスな話なのに写真は陽気でちと心苦しいです)
ところでこんな格好よい写真、どうして持っていると思われますか?
実はIABCではこのようなワールドカンファレンスには必ず専属のカメラマンが来ていて、はじめて参加しているであろう人を見つけては声をかけ写真撮影してくれているのです。(すごい記憶力)
IABCのウェブサイトはトップのフラッシュがこれらのメンバーの写真がランダムに現れるようになっていて、ごくまれに私の顔写真もみられる仕掛けになっています。それだけでなく、このように寄稿したり発表したりするときに使われるのです。
ご覧のようにクオリティは高く、ビジネスフォトグラフィーを極めています。