CEOやリーダーの人間関係
IABCでは多くのメンバーがフェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアを駆使し、日々情報発信や共有を行っています。私自身も海外のメンバーから様々な情報を得ていますが、特に彼/彼女達から紹介される海外のソーシャルニュースメディアはそれぞれアプローチや立ち位置がユニークで、とても参考になります。
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Michael Hyatt Intentional LeadershipはThomas Nelson Publishers(キリスト教系では世界最大、北米第7位の出版社)CEOであるMichael Hyatt氏の個人ブログです。Intentional Leadership(直訳すると「意図的」なリーダーシップ)とはHyatt氏のモットーで、目的を持ち思慮に富むリーダシップをとるという意思を表しています。ブログでは、リーダーシップのほかにも、参加しているキリスト教団体のイベントや、仕事の効率・生産性、出版、ソーシャルメディアや、Hyatt氏の日々の発見などに関するエントリーが掲載されます。
2011年4月4日付けのリーダーシップについてのブログエントリーには、次のようなことが書かれていました。
下記抜粋・要訳です。
Be the Friend You Wish You Had–CEOやリーダーの人間関係
最近、牧師の70%は親しい友人がいない、という話を耳にした。それは企業のCEOや様々な組織のリーダーにも当てはまることだと私は思う。私自身同僚や仕事関係の人、教会で顔を合わせる人を友人だと思ってきたが、ある日、なんでも相談できるような仲の良い友が居ないという事実に気づき改めて愕然とした。今まで友情のように思えていたものは、「知人」レベルの交流や何か特別な目的や利害の基に成立つ依存だったのだ。それ以来友人関係を築くことに努力を費やし
てきた。
私自身が相手にとって理想的な友人であることも大事だと思っている。私が考える理
想的な友人とは次のような人物だ。
・困っているときに助けに現れる
・感情移入し、共感しながら話を聞く
・自信を失いかけているときに励ます
・秘密を分かち合えると信頼できる
・面と向かって聞けないようなことも察して自分から話す
・自分を見失いかけているときに、はっと気づかせてくれる
・喜びも悲しみも分かち合う
・自分にとって大事なものが何かを常に思い出させてくれる
こんな友人がいてくれたら、と望むならば、先ず自分がそうあるように努める。自分自身も驚くような素晴らしい出来事の始まりかもしれない。
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ソーシャルネットワークで多彩な人間関係にとり囲まれているようでいて、現代に生きる私達は意外に孤独なのかもしれません。ましてや経営者やリーダーは元来そのような傾向にあります。上記は理想的な友人関係についてですが、一般的な組織内のコミュニケーションにおいてもメールやイントラなどのツールのみに頼らず、ハイタッチなコミュニケーションの機会を取り入れる事も重要です。
IABCでは世界中のメンバーが会報、ウェブ、カンファレンスにおいて企業コミュニケーションに関わる提言をし、意見交換を行っています。私達ジャパンチャプターでも企業、エージェンシー、学界の枠を越え様々な議論を重ねています。また、それらを海外の仲間に投げかける事でさらなる気づきを得る機会があることが魅力です。もし皆さんが企業や組織のコミュニケーションの課題を解決したいとお考えであれば、IABCには解決のヒントがあります。広報に限らず、マーケティング、CSR、人事、経営などさまざまな分野の方が集まってきています。職能ではなくコミュニケーション課題の解決から、一緒に考えてみませんか?
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