『経営理念の浸透』 を読む 第3回
今回紹介する章では理念浸透の具体的な測定項目が提案されており、画期的な内容を含んでいます。前回と同様に、あまりに学術的だと思われる記述は省き、その場合は見出しのみ書き起こします。また学術的な用語は、見出しではそのまま生かしますが、内容 ...
『経営理念の浸透』 を読む 第2回
前回と同様に、あまりに学術的だと思われる記述は省き、その場合は見出しのみ書き起こします。また学術的な用語は、見出しではそのまま生かしますが、内容の要約(■の部分)ではできるだけ普通の言葉に置き換えるようにします。
第Ⅰ部 ...
『経営理念の浸透』 を読む 第1回
高尾義明(たかおよしあき)・王英燕(おうえいえん) (2012) 『経営理念の浸透――アイデンティティ・プロセスからの実証分析』 有斐閣
この本が画期的だと思うのは、これまでの研究では “組織全体” としての理念浸透に焦点 ...
工場長がゴミ箱を大量発注した理由
IABCの世界大会 (ワールドカンファレンス) に参加すると、日本と海外とのコミュニケーションの違いを感じることが幾つかあります。社内のメディアのなかで、結構 face to face つまり対話やミーティングを重視しているという点も ...
なぜ企業理念は(たいていの場合)退屈なのか
以前紹介をした 『経営理念とイノベーション あこがれを信じ求める力が企業を動かす』 から、再度同じ文章を引用します。
《 経営理念をまとめようとする取り組みの中で、「抽象的になって、具体的な行動に結び付きにくい」 とか ...
何のために?を5回繰り返すと
前回は、どうして私たちは手段と目的を区別することが苦手なのか、ということについて幾つかの仮説を述べました。
もう一つの仮説として
■ 私たちは良い目的と出会っていない
ということが考えられる ...
手段と目的
ある日、どうして私たちはこんなにも手段と目的を区別することが苦手なのだろうか、という疑問が湧いてきました。そこで、幾つか仮説を立ててみました。
■ 目的は自明である
手段と目的を “ 区別するのが ” ...
説得されて嬉しいですか
コミュニケーションには 「 どういう人に、どういう行動をとってもらいたいか?」 という目的をクリアにすることが有効ではないかという話しをしてきました。それを説明するために、以前 『 企画書のつくり方、見せ方の技術 』 藤村正宏 (あさ ...
伝えるから、動かすへ
昔、会社の先輩から 「 伝えると伝わるは違う 」 といわれて、なんて理屈っぽいことを ・・・ と感じたことがありました。真意は、伝えっぱなしにするのではなく、相手にちゃんと届くのか、そこまで考えてコミュニケーションをしなさい、というほ ...
コミュニケーションはどこで起こっているのか
社内のコミュニケーションの達成指標を業績の向上と捉えるとき、一番影響力の大きいものは、職場における上司と部下によるものではないでしょうか。そのときに、いわゆるコーポレート・コミュニケーションを担当する部署は、どのような貢献をすることが ...